2010年05月29日
宝石サファイア拡散処理

処理をしている事が多々あります
その中で拡散処理(かくさんしょり)というのがあります
宝石の色を変化させる処理法の一つ。この処理が施される宝石としては、コランダムに一般的。
1979年以来報告例がある。
ブルー、ピンク、オレンジ、パープル、レッドに処理される可能性があるが、ブルーが最も一般的。
拡散処理によりアステリズム(スター効果)を誘発させる、あるいは合成石に拡散処理を施す場合もある。
【処理法】
色因である鉄、チタンを加えた粉末を坩堝(るつぼ)に入れ、研磨したサファイアを埋めて、1800度前後で通常24時間ほどガス炉で熱する。
処理後は表面が焼けただれている為、軽く再研磨する。
鉄やチタンのコランダム結晶格子中への拡散速度は極めて遅いため、色の付いている領域は極めて浅く、最大でも0.5mm程度。従って、リカットをすれば色は取れてしまうが、色の安定性は高く、宝飾品加工に用いられるバーナー、超音波洗浄や酸には十分な耐性がある。
【宝石鑑別法】
処理後の石を軽く再研磨することは上で述べた。全てのファセットに均一に再研磨を行うことは困難なため、結果としてファセットごとに色むらが出来る。天然石でファセットごとに色が異なる事は無いため鑑別上、この色むらの存在が最大のヒントとなろう。
↑私の先生である福本修氏のウェブから拝借しました
見た目が綺麗でもわからないものです。
実は見た目が綺麗なものこそ
注意をはらわなくてはいけないのと感じました
歴史ある宝石は処理の歴史も長いのです。
またひとつ身をもって勉強になりました
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Posted by みつい at 13:36│Comments(0)